今日は、株式会社ラクスが提供するメール配信サービス「Blastmail」を使って、メール配信の自動化を実現する方法についてご紹介します。
Blastmailはシンプルで低価格なサービスで、HTMLメールの作成や配信がとても簡単にできるのが特徴です。
今回は、APIを使ってBlastmailと連携し、どんな風に自動配信を行うかを詳しく解説します。
1. Blastmailとは?
まず、Blastmailについて簡単に説明します。
Blastmailは、企業や自治体などで広く利用されているメール配信システムです。
シンプルな操作でHTMLメールなどのデザイン性の高いメールを作成・配信できるサービスです。
- 月額4,000円〜という低価格で利用でき、全国の自治体や官公庁、大手企業で採用。
- 配信後の開封率やクリック数など、効果測定ツールも搭載。
- APIを活用することで、自動配信や配信後のデータ取得も簡単に行える。
2. Blastmail APIとの連携方法
BlastmailのAPIを使うには、まず「api_key」と「access Token」を取得する必要があります。
これらを使って、Blastmailの機能をプログラムから操作できます。
2.1 api_keyの取得
まず最初に、Blastmailにログインして、アカウント情報画面から「api_key」を取得します。
これがaccess Tokenを取得するために必要なキーとなります。
2.2 access Tokenの取得
次に、APIリクエストを使って「access Token」を取得します。
※access Tokenは約1時間で有効期限が切れます。
POSTメソッドで以下のURLにリクエストを送ります。
https://api.bme.jp/rest/1.0//authenticate/login
リクエストのボディには、x-www-form-urlencoded
形式で必要なパラメータを指定します。
2.3 Postmanでのテスト
Postmanを使って、実際にaccess Tokenを取得する手順を紹介します。
- Postmanで新しいリクエストを作成。
- メソッドを
POST
に設定。 - リクエストURLに
https://api.bme.jp/rest/1.0//authenticate/login
を入力。 - ボディタブで
x-www-form-urlencoded
を選び、必要なパラメータ(ユーザー名やパスワード)を指定。 - 「送信」ボタンをクリック。
これで、APIを使う準備が整いました。
3. Access Tokenを使ってAPIリクエストを送信
取得したaccess Tokenを使って、BlastmailのAPIからいろいろな情報を取得できます。
APIでできる操作は、ほとんどのBlastmail機能をカバーしています。
4. BlastmailとBlastengineの違い
Blastmailには、API連携専用の「Blastengine」というサービスもあります。
Blastengineは、APIからの操作のみでメール配信を行うためBlastmailに比べると少し安価に利用が可能です。
5. まとめ
BlastmailをAPIで連携する方法について解説しました。
ドキュメントも豊富で、無料のお試し期間でもすべての機能が使えるということもあり開発者にとってはすごく使いやすいシステムでした。
GASなんかでスプレッドシートからメールアドレスを指定して配信するシステムなんかを作ると面白いんではないかと思いました。そのあたりはまた後日作ってみたいと思います。
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